憧れの不労所得を手にするために、配当株投資を始めましょう。
不労所得は、自らが労働することなく得られる収入のことです。
主に株式の配当金、不動産の賃貸収入、著作権や特許による印税収入などがあります。
「不労所得なんて夢物語で、自分には縁のない話」
そう思っていませんか?

こんにちは。ぱぱハムです。
私は、2019年2月から配当株投資をしており、1日に換算すると約500円の配当金をもらっています。
「大した額じゃないな」と笑われるかもしれませんが、月に換算すると約1.5万円、年間で約18万円の不労所得です。
そしてこの金額は年々増加しています。
憧れの不労所得は、決して夢物語ではありません。
私の場合、1,000円分の楽天ポイントを使って投資を始めました。
配当株投資は、最も簡単に不労所得を得られる方法です。
とはいえ、正しい知識を身につけなくては、あなたの大切な資産と時間を無駄にする恐れがあります。
事前にしっかり勉強して配当株投資を始めましょう。
そこで今回、配当株投資を始める際に押さえておくべき基礎知識を解説します。
この記事を読めば、憧れの不労所得に一歩近づけるので、ぜひ最後までご覧ください。
※投資に絶対はありません。投資先のリスクを理解したうえで、現状の許容範囲内の投資を行いましょう。
前回の記事はこちら
投資初心者にもできる積立投資とは~王道のドルコスト平均法を解説~
目次
配当株投資とは

配当株投資は、投資先から配当金を受け取ることが目的の投資方法です。
投資において利益を上げる方法は2つ、キャピタルゲインとインカムゲインがあります。
まずは「キャピタルゲイン=売却益」「インカムゲイン=利息、配当金」と覚えてください。
配当株投資は、インカムゲイン狙いなので基本的に株を売りません。
長期間安定的に配当金が受け取れそうな投資先を選定して、投資金額を増やしていく投資法です。
配当株投資のメリット
配当株投資では、基本的に株を売りません。
代わりに、安定した配当金を受け取ることが目的です。
配当株投資のメリットは、主に4つあります。
配当株投資のメリット | 定期的な入金(インカムゲイン)が見込める |
増配で配当金が増える | |
細かい株価の変動をチェックしなくていい | |
配当が安定していると株価も安定する |

ひとつずつ解説していきますね。

定期的な入金(インカムゲイン)が見込める
配当株投資では、定期的な入金(インカムゲイン)が見込めることが最大のメリットです。
不労所得がある分、日々の生活に余裕が生まれます。

受け取った配当金で再投資すれば、不労所得が雪だるま式に増えていきます。
増配で配当金が増える
増配とは、前年と比較して、1株あたりの年間配当金額が増えることです。
企業は、還元方針の変更や好業績によって増配することがあります。
比較例を見てみましょう。
10万円で買ったA社株 | 年間配当金 | 年利 |
---|---|---|
1年目 | 3,000円 | 3% |
2年目 | 4,000円に増配 | 4%に上昇 |
3年目 | 5,000円に増配 | 5%に上昇 |

増配を繰り返す企業の株を長く持ち続けることで、年利10%を超えることもあります。
細かい株価の変動をチェックしなくていい
配当金を受け取ることが目的なので、細かい株価の動きをチェックしなくていいです。
企業が「配当金を支払うための利益をあげているか」に注目して、投資を継続していきます。

株価より重要なのは、4半期ごとに発表される業績予想(決算発表)と配当予想になります。
配当が安定していると株価も安定する
安定して配当金を出してきた実績のある企業は、株価の変動幅が小さくなる傾向があります。
理由は、株価が下がると年利が上昇して買いたい人が増えるからです。
比較例を見てみましょう。
株価 | 年間配当金 | 年利 |
---|---|---|
125,000円 | 3,000円 | 2.4% |
100,000円 | 3,000円 | 3% |
75,000円 | 3,000円 | 4% |
株価が125,000円の時に買っても、75,000円の時に買っても、年間配当金は同じ3,000円になります。
安い時に買うとお得ですね。
安定配当の企業は信頼されていて、利回りが大きく上昇(株価が大きく下落)する機会はなかなかありません。

むしろ、株価が下がった時はチャンスです。特に〇〇ショックなどの暴落時は、普段買えない利回りで優良株を買えます。
配当株投資のデメリット
一見いいことばかりに思える配当株投資ですが、もちろんデメリットもあります。
ここからは、配当株投資のデメリットを紹介していきます。
配当株投資のデメリット | 大きな利益は期待しにくい |
株価の下落で配当以上の損失が発生することがある | |
減配、無配になる可能性がある | |
配当金に税金が発生する |

デメリットがあることも理解したうえで投資を始めましょう。

大きな利益は期待しにくい
配当株投資では、テンバガー(10倍株)のような大きな利益には期待できません。
安定した配当を出せる企業は、既に成熟した企業が多いからです。

安定した配当を出せる企業は、株価も安定していることが多いです。
株価の下落で配当以上の損失が発生することがある
配当がもらえても、それ以上に株価がさがってしまっては損になります。
いわゆる元本割れです。
10万円で買ったA社株から、年間5千円の配当がもらえる場合の比較例を見てみましょう。
10万円で買ったA社株 | 1年後の株式評価額 | 損益 |
---|---|---|
パターンA | 10万円のまま | 配当金5,000円 |
パターンB | 8万円に下落 | 20,000円の含み損+配当金5,000円 |
パターンC | 12万円に上昇 | 20,000円の含み益+配当金5,000円 |
※含み益は売却した場合に得られる利益、含み損は売却した場合に起こる損失
理想はパターンCですね。
逆にダメなのはパターンBです。
短期間の株価は気にしなくてよいとはいえ、含み損が何年も続く投資ではいけません。

パターンCを目指すには、業績と配当推移が右肩上がりの企業の株が年初来安値付近にある時がねらい目です。
配当金に税金が発生する
特定口座を使って投資した株の配当金は20.315%の税金が差し引かれます。
20%はかなり大きな金額になります。
10万円で買ったA社株の年間配当金5千円の場合の比較例を見てみましょう。
10万円で買ったA社株の年間配当金 | 口座区分 | 実際にもらえる配当金 | 実際の年利 |
---|---|---|---|
5,000円 | 特定口座 | 3,984円 | 3.84% |
5,000円 | 新NISA成長投資枠 | 5,000円 | 5% |

新NISA成長投資枠は年間240万円まで、最高で1,200万円まで保有することができます。
減配、無配になる可能性がある
企業の業績悪化や還元方針の変更などにより、減配(配当金減額)、無配(配当金ゼロ)になることがあります。
減配や無配が発表されると株価も下落しやすいため、その場合は二重のダメージです。

長期間安定して配当を受け取るために、減配リスクの低い株を選定しましょう。
まとめ

少し難しい部分もあったと思うので、今回のポイントをおさらいします。
配当株投資のいいところ
・定期的な入金が見込めて、再投資や増配で配当金が増えていく
・企業の「配当金を支払うための利益」に注目して投資を継続する
・安い時に買うとお得
配当株投資の注意するべきポイント
・大きな利益は期待できない
・配当がもらえても、それ以上に株価がさがったら損
・特定口座を使って投資した株の配当金には20.315%の税金が引かれる
・減配(配当金減額)、無配(配当金ゼロ)になることがある
次回は配当についてさらに詳しく解説していきます。
憧れの不労所得へと一歩ずつ近づいていきましょう。