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保有銘柄の割安度をチェック!ネットキャッシュ比率・キャッシュニュートラルPER

ぱぱハム
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こんにちは、ぱぱハムです。

割安株への知識を深めるべく、清原達郎さんの著書「わが投資術 市場は誰に微笑むか」を再読しました。
特にネットキャッシュ比率とキャッシュニュートラルPERについておさらいしたので、さっそくアウトプットします。

おはようございます。

今日は、清原さんの「わが投資術」を再読して、割安株の知識を深めたいと思います。

特にネットキャッシュ比率、キャッシュニュートラルPERのあたりを重点的におさらい。

3月16日ぱぱハムのXより引用

伝説のサラリーマン投資家清原達郎

まずは清原達郎氏について紹介します。
清原氏は、日本で有数の著名投資家です。
特に2005年に長者番付で1位になり、その名を広めました。野村証券、ゴールドマンサックス、モルガンスタンレー証券などを渡り歩き、1998年からタワー投資顧問の運用部長として25年間数々の大型取引を成功させています。
主な手法は小型割安株投資で、その投資哲学や市場分析は多くの投資家に影響を与えてきました。
2018年に咽頭がんの手術で声帯を失い、2023年には第一線からの引退を決意。
2024年3月に「わが投資術 市場は誰に微笑むか」を出版しています。

わが投資術 市場は誰に微笑むか 清原達郎著 講談社

 

割安とは

ここからが本題。
清原氏の主力手法でもある小型割安株投資を実践するうえで、まず知っておかなければいけないことがあります。
それは、割安の定義です。
割安とは、会社の本来の価値より安く市場で取引されている状態のことを言います。

ぱぱハム
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ここで問題になるのが「どうやって割安と判断するのか?」ですね。
清原氏の答えはネットキャッシュ比率とキャッシュニュートラルPERの分析です。

ネットキャッシュ比率

現在の会社の評価額(時価総額)に対して、実際に会社が持っている資産のうち「現金」および「すぐに現金化できる資産」であるネットキャッシュの割合を図る指標がネットキャッシュ比率です。
会社の資産価値を基準に割安度を判定する指標で、ネットキャッシュ比率が高いほど割安な銘柄と判定できます。

例えば、ネットキャッシュ比率が1の会社があったとします。
この会社は、現在の評価額を実際にネットキャッシュとして持っているということになります。
仮にこの会社を買収した場合「すでに元が取れている状態」なのでとんでもなく割安です。
さらにネットキャッシュ比率が1を超える会社は、元が取れるどころか「おつりがくる状態」なのでもはやバーゲンセール級の割安と言っていいでしょう。

計算式
ネットキャッシュ比率=ネットキャッシュ÷時価総額
ネットキャッシュ=流動資産+(投資有価証券×70%)-負債

ぱぱハム
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今回は、流動資産は100%、固定資産は0、投資有価証券は70%として計算していますが、より厳密なネットキャッシュ比率を算出する際には、それぞれの資産価値を実際の価値に換算する必要があるそうです。

キャッシュニュートラルPER

会社の利益を基準に割安度を計る指標にPERがあります。
大まかに説明すると「今の利益が続くと何年で投資額を回収できるか」という数値がPERです。
なので、数値が高ければ割高で、数値が低ければ割安ということになります。
しかしこのPERには、会社が持っている資産が加味されていません。
現在の会社の評価額(時価総額)から持っている資産(ネットキャッシュ)を差し引いたうえで、PERを算出した数値がキャッシュニュートラルPERとなります。

計算式
キャッシュニュートラルPER=PER×(1‐ネットキャッシュ比率)
PER=株価÷EPS(1株あたり純利益)または、PER=時価総額÷純利益

ぱぱハム
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まったく同じ利益をあげる会社が2社あった場合、ネットキャッシュを多く持っている会社のほうが投資額回収は早くなるはずですよね。
PERでは計れない矛盾を解消するのが、キャッシュニュートラルPERです。
ただし、土地などの固定資産価値を考慮していない数値ということは頭に入れておいたほうがよさそうですね。

ぱぱハム保有銘柄の割安度チェック

ここからは実際にぱぱハム保有銘柄の現在の割安度チェックをしていきます。
せっかくなので、清原氏が推奨する小型株(時価総額500億円以下)でネットキャッシュ比率とキャッシュニュートラルPERを算出してみます。

ぱぱハム
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下にあるバーをスクロールすると全体の数値が確認できます。
それぞれ決算短信を見て入力していますが、間違いがあったらごめんなさい

ぱぱハム保有銘柄の中で小型株に分類される銘柄は10社あります。
ネットキャッシュ比率がもっとも高いのはサンセイランディック1.17%となっています。
これは、現在の評価額をネットキャッシュが上回っているということです。
かなり割安な水準ということがわかります。
キャッシュニュートラルPERを見ると、遠藤照明が4.77倍となっておりもっとも割安になっています。
サンセイランディック、遠藤照明ともに配当性向に余裕があるのもいいですね。
逆にもっとも割高と言えるのは、ネットキャッシュ比率、キャッシュニュートラルPERともに最下位の西部電機です。
配当性向も高く、ちょっと気になります。

ぱぱハム
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割安度を数値化して比較することで、投資判断が鮮明になりますね。

まとめ

今回は、清原達郎氏の著書「わが投資術 市場は誰に微笑むか」で読んだ内容を自分の知識にするため、書き出してみました。
ネットキャッシュ比率やキャッシュニュートラルPERのように様々な知識を蓄積して自分の投資力を磨いていけば、どんなときでもチャンスを見つけることができるようになると思うので、引き続き勉強していきたいです。

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